こちらはスギナ茶に含む成分による効能や発揮する方法を解説した内容です。
以下のようなお悩みはありませんか?
- スギナ茶に含む成分による効能が分からない
- スギナ茶の過剰摂取による副作用が気になる
- スギナ茶に含む成分を発揮する方法を知りたい
スギナ茶の原料であるスギナは生存本能と繫殖力が強いため、過剰摂取による副作用があるのか不安になるものです。
スギナ茶を煎じた際に発揮する成分と効能は以下の通りになります。
【スギナ茶に含む成分と効能】
- 葉緑体(緑の色素成分):血液補充で血流をスムーズにする。
- ミネラル(苦味):不要な成分を体外に出す。
- ビタミンC(酸味):錆びた粘り気のある血液をサラサラした液体の血液にする。
- ケイ素(青臭い香り):水みずしさと骨の密度を高める
その他にもスギナ茶の過剰摂取による副作用や美味しく飲み続けるコツも解説した内容です。
スギナ茶の素である「スギナ」とは何か
スギナ茶の原料であるスギナは、トクサ科トクサ属の中国原産のシダ多年草です。シダ植物は花が咲かないために種子もできません。
花が咲くと雄しべや雌しべがありますが、シダ植物はそれがないのです。
雄しべや雌しべがないシダ植物はどのように繫殖すると思いますか?それはスギナの細胞の一つである胞子が種子となって生殖するのです。
つまり、雄しべや雌しべに関係なく、単体の細胞で成長してスギナになります。
スギナは多年草で植物の性別に関わらずに繫殖するため、土壌の深い場所に根茎が生えることから、生存意欲と繫殖力が強いのです。
つまり、多量摂取すると副作用に陥りやすいほど、強力な植物と考えられます。
これらからスギナは古代からドイツでハーブティー、中国が薬膳として重宝する程に扱われた植物と分かるでしょう。
スギナ茶に含む成分からくる効能とは
スギナ茶を煎じると黄緑の透明の水色をした葉緑体や苦味のミネラル、青臭い香りのケイ素を含むことが分かります。
発揮する成分は体内の不要な成分を体外に出し、血液補充と血流をスムーズにする役割です。
色素成分
緑色の葉緑体(クロロフィル)を含みます。スギナ茶を煎じると透明感のある黄緑色の水色が特徴です。
葉緑体は血液をキレイにして体内にスムーズに血液を循環する働きになります。
また、体内の不要な成分を体外に出す役割と血液補充の役割も果たすため、ある意味、万能の成分でしょう。
風味成分
苦味のミネラルと酸味のビタミンC、気泡のサポニンを含みます。苦味成分のミネラルは体内に溜まった不要な成分を体外に出す役割です。
ビタミンCは日光や心身の疲労が要因で錆びてドロドロになった血液をサラサラにします。
ドロドロになった血液は血管が詰まり血流が滞るため、偏った成分を摂取する食事などの生活習慣が要因の疾患を予防する成分です。
サポニンは気泡兼苦味成分であり、体内に入った菌類の繫殖を抑制する働きがあります。
香り成分
青臭い海藻類のような香りを発揮するケイ素です。
特に新芽のスギナを採取したスギナ茶は生の状態だと青臭いため、しっかりと乾燥させる必要があります。
ケイ素は水みずしさを与えて骨の密度を上げる成分です。
最新の論文ではスギナエキスが歯周りに腫れた箇所を和らげて、歯を丈夫にすると発表されています。
参考文献
https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/74928
スギナ茶を飲用する前に注意すべき3つ
過剰飲用すると吐き気や貧血を催す
気泡兼苦味のサポニンが血液にある膜が柔らかくなり、血液が体外に滲み出て血液不足になると言われています。
また、血液の膜が破壊されると体外に出されるため、吐き気などを催すのです。
それらから女性特有の症状である月経の不安定や食欲不振と胃腸の不調に陥りやすくなります。
ミネラルは植物や海藻類に必ず含む
苦味のミネラルは水分を必要とする植物や海藻類に必ず含む成分です。そのため、スギナ茶に含むミネラルを意識して飲用する必要がありません。
スギナ茶は医薬品やサプリメントとして扱うのではなく、ミネラルに含む食材の一つとして飲用しましょう。
スギナ茶に含む成分のサプリメントや医薬品を兼用しない
スギナ茶に含むケイ素やビタミンCなどの成分単体のサプリメントが近年多く販売されているものです。
スギナ茶と一緒に成分単体のサプリメントを一緒に続けて摂取するのは控えましょう。
スギナ茶と成分単体のサプリメントを一緒に続けて摂取すると、成分の過剰摂取による副作用が起きかねないためです。
成分単体のサプリメントを摂取する場合はスギナ茶の飲用を控えるかスギナ茶単体で飲み続けましょう。
スギナ茶を飲み続けるための3つのコツ
焙煎させたスギナ茶を飲用する
焙煎させたスギナ茶は気泡兼苦味のサポニンが苦味から芳ばしい旨味に変化します。抹茶にも混ぜると泡立つことがあります。
その泡立った気泡がサポニンです。抹茶は更に苦味成分のカフェインも含むため、苦味がえぐく感じます。
しかし、スギナ茶はカフェインを含まないため、焙煎させたスギナ茶を飲用すると、旨味が引き立つでしょう。
花びらや果実を合わせて飲用する
スギナ茶は気泡兼苦味のサポニンや苦味のミネラルを含むため、飲み続けると飽きてしまいます。
苦味を和らげる方法の一つに花びらや果実を合わせることで、花びらや果実の香りがスギナ茶に含む苦味成分を包むのです。
そのため、苦味成分が和らぎ、花びらや果実の香りを楽しめます。
この方法は粉末状でなく、ティーバッグや茶葉で淹れるとより楽しめるでしょう。
粉末状のスギナ茶を飲用する
粉末状のスギナ茶を飲用することで、スギナ茶に含む成分を惜しみなく摂取できます。
粉末状で新芽を採取したスギナ茶は熱湯で入れると抹茶や玉露のように苦味が増すのです。
苦味が増さないためには玉露で淹れる温度であるお湯60℃を目安に入れると苦味が和らいで飲みやすくなります。
粉末状のスギナ茶の風味に飽きた場合はティーバッグや茶葉で淹れるだけでも風味が薄くなって飲みやすいです。
まとめ
- スギナ茶の素であるスギナは繫殖力と生命力のある植物である
- スギナ茶に含む成分は葉緑体・ビタミンC・ケイ素などである
- スギナ茶を過剰飲用すると吐き気や血液不足による貧血になる
- 美味しいスギナ茶を飲むためには新芽を使った粉末状のスギナ茶を水出しする
以上でスギナ茶に含まれる効能と活用法でした!
私が紹介したスギナ茶を美味しく飲む方法を実践することで、スギナ茶の過剰摂取による副作用を配慮しながら楽しく飲み続けられますよ。
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