松葉茶に含む成分による効能と過剰摂取による副作用を解説した内容です。
以下のようなお悩みはありませんか?
- 松葉茶に含む成分による効能が気になる
- 松葉茶の過剰摂取による副作用を知りたい
- 松葉茶の過剰摂取による副作用を予防する方法が分からない
松葉茶は松にある葉を原料としたお茶のため、苦くて渋い風味が飲み続けられない人も多いでしょう。
松葉茶に含む成分による効能は以下の通りになります。
- ピネン(芳香成分):爽やかな木の香り。菌類の繫殖抑制や身体の鎮痛作用
- ケルセチン(黄色素):苦味成分。体内の血流をスムーズにする
- ビタミン類(酸味):疲労や日光で錆びた血液をキレイにする
- スラミン(独自成分):寄生虫の繫殖と昏睡状態を抑制する
その他にも松葉茶の過剰摂取による副作用を美味しく予防する方法も解説した内容です。
松葉茶の原料であるマツはどのような植物か
松葉茶は松の乾燥させた葉を湯で煎じて飲むお茶ですが、松葉のどのような品種がお茶に使われてるか分からないですよね。
松葉茶に使われる品種を知ることで、美味しい松葉茶を選べますよ。それは松葉茶の成分に深く関係してるんです!
松葉茶の原料である松葉は主に黒松や赤松の葉をお茶にします。黒松は別名「雄松」と呼ばれており、黒い幹が特徴です。
また、日本や朝鮮半島の海岸沿いに生息しており、黒松の葉を煎じると苦くて渋い風味が際立ちます。
赤松は別名「雌松」があり、細くて赤みのある幹が特徴です。また、日本やロシアなどの山林に生息しており、赤松の葉を煎じると黒松の葉よりも飲みやすい風味になります。
松は乾燥で荒れた土壌に生息し、古代中国で薬膳として使われた生存力がある植物です。中国の仙人が生き延びるために松葉を常食したと言われています。
松葉茶の特化した効能とは?副作用は何があるの?
松葉茶は特にどのような成分を多く含んだ上で、効能を発揮するのか知りたいと思いませんか?
また副作用を配慮した松葉茶を選びたいと思う人も多いでしょう。松葉茶の効能や副作用を知ることで、松葉茶を楽しく飲み続けられますよ。
香り成分
松葉茶を煎じた時に香りを発揮する成分は爽やかな清涼感のあるα‐ピネンと木の香りがするβ‐ピネンです。
どちらも菌類の繫殖抑制や血液をサラサラにして、身体の痛みを和らげる働きを発揮します。また、心身の疲労や心理面の不安を和らげるのです。
しかし、ピネンを過剰摂取すると吐き気や嘔吐、皮膚と呼吸器系の状態悪化、神経系の過敏反応などの副作用が表れます。
色素成分
松葉茶を煎じると黄色のケルセチンを含み、血液を穏やかに流す働きがあります。
血液が穏やかに流れることで、身体の痛みや血液の塊になるのを抑制するのです。
しかし、過剰摂取すると腎臓負担で尿意が通常よりも増減の差があるという副作用が表れます。
その他にも身体に疲労が溜まりやすくなり、血圧の低下で頭痛や貧血が表れやすくなるのです。
風味成分
松葉茶を煎じるとさっぱりとした酸味のビタミン類と苦味のケルセチンとカフェインを発揮します。
ビタミン類は日光や心身の疲労が要因で血液が錆びらないように血液や皮膚をキレイにする働きになります。
ビタミン類を過剰摂取すると主に皮膚の状態悪化や器官の負担、吐き気・嘔吐、身体の痛みなどの副作用になるのです。
その他
スラミンはアフリカに生息している寄生虫の繫殖抑制や昏睡状態を予防する薬に使われています。その他にも血液が固まらないようにサラサラにする働きです。
また、近年は抗がん剤治療で利用される成分であり、癌の悪化を抑制すると言われています。
マツ科に属した飲食できる植物は滅多に見られないため、初めて飲用する場合は一日一杯に留めましょう。
【状況別】松葉茶の過剰摂取を予防する3つの選び方
松葉茶の副作用を配慮した美味しく飲み続ける選び方を知らない人も多いでしょう。
副作用を配慮した松葉茶の選び方を知ることで、美味しく飲み続けられますよ。松葉茶は品種や製造工程次第で風味が大きく変わるんです!
苦味が苦手な場合は低温焙煎されたものを選ぶ
松葉茶にある独自の苦味が苦手な人は低温焙煎されたものが飲みやすくなります。ほうじ茶も緑茶にある苦味を抑えるために焙煎されてるのです。
低温焙煎させることで松葉茶にある風味を活かしながら、香ばしい風味を味わえます。
松葉茶を手作りする場合は細かく刻んでからフライパンで弱火から弱めの中火で炒めると低温焙煎できるのです。
副作用が不安な場合は赤松の葉を原料にしたものを選ぶ
松葉茶は黒松よりも赤松の方が甘味が増して飲みやすくなります。
雌松で細い幹を特徴としていることから赤松は風味や作用も黒松の葉よりも穏やかと考えられます。
お手軽に飲みたい場合はお茶と赤松の葉を合わせた粉末状を選ぶ
粉末茶やサプリメントは煮立てる時間を必要としないため、手間が掛からないのがメリットです。
しかし、粉末茶やサプリメントは松葉茶をそのまま摂取するため、過剰摂取に注意が必要になります。
粉末茶やサプリメントを飲む場合はティーバッグで飲み慣れると副作用を予防できるのです。粉末状の場合は1日1杯や目安量の半分から飲み始めましょう。
松葉茶に含む成分を発揮するブレンド方法
ビンカアルカロイドというアルカロイドの一つであり、抗がん作用を発揮する色素成分です。
近年の研究ではスラミンと合わせることで癌の進行を抑制する役割を発揮するのです。
ビンカアルカロイドを含む主な植物はニチニチソウというキョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草に分類されています。
ニチニチソウは西インドに生息しており、年中暖かい気候に水はけの良い土壌を好む植物です。
ニチニチソウはハーブティーや精油としての馴染みが少ない植物になります。
しかし、スラミンとビンカアルカロイドは治療剤や抗がん剤に含む成分として利用されているものです。
つまり、スラミンとビンカアルカロイド以外の成分も含む松葉とニチニチソウで発揮されるかは検証されてません。
そのため、松葉茶とニチニチソウをブレンドする際には医師に相談した上でどちらかを少量から合わせて飲用すると安全性が高いです。
ニチニチソウをハーブティーにする方法や摂取目安量はこちらで解説されています。
スラミンとビンカアルカロイドの相乗効果を検証された論文
https://patents.google.com/patent/JPH10511347A/ja
ビンカアルカロイドの成分についての論文
https://www.jstage.jst.go.jp/article/hrj/14/3/14_221/_pdf
まとめ
- 松葉茶は生存力のある植物で赤松や黒松を使ったお茶が多い
- 松葉茶は血流をスムーズする働きとホルモンを調整する効能がある
- 初めて松葉茶を飲む人はお手軽に淹れられるティーバッグがおすすめである
- ニチニチソウと合わせると癌の進行を抑制する作用が発揮する
以上で過剰摂取による副作用を防ぐ松葉茶の選び方でした!
新鮮な松葉茶を選ぶためには野良山で育った環境の松葉にすることで農薬や化学肥料を心配する必要がありません。
松葉茶の効能を発揮する方法は適量で楽しく飲み続けることです。
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