「和紅茶のティーバッグが多くて選べない」「産地別の和紅茶を飲み比べしてみたい」と思いますよね。
和紅茶は日本で作られた紅茶です。和紅茶の風味が世界で評価され、日本も和紅茶を飲む人が増えてきました。そんな和紅茶の魅力と産地別ティーバッグでおすすめの商品を知ることで、用途に応じて楽しく飲み続けられるのです。
和紅茶とは?海外の紅茶とどう違うのか
皆さんは和紅茶を飲んだ時、海外の紅茶よりも穏やかな風味を味わえましたか?なぜ、和紅茶の風味が穏やかなのか疑問ですよね。和紅茶と海外の紅茶の違いを知ることで、和紅茶を活かす方法が分かりますよ。
和紅茶とは、日本で作られた紅茶になります。海外の紅茶は渋味や苦味が強いのが特徴です。和紅茶は海外の紅茶と程遠い、穏やかな甘い香りとほんのりとした渋味や苦味が口の中に広がります。
なぜ、和紅茶と海外の紅茶に風味や香りが異なるのでしょう?それは海外の紅茶にはない和紅茶の独自製造にあります。和紅茶と海外の紅茶の共通点は茶葉を萎えさせた後に揉んで発酵する工程です。
発酵させた後の工程で和紅茶と海外の紅茶を引き出す方法が分かれます。海外の紅茶は発酵した後にすぐ茶葉を乾燥させて完成です。和紅茶は発酵させた後に約8ヶ月間、発酵させた茶葉を貯蔵庫で熟成します。
和紅茶の製造工程に似ている飲み物とは
和紅茶を分かりやすく例えるとワインです。ワインはアルコール飲料なのに、なぜ和紅茶と似ているのか疑問に思いますよね。ワインは発酵することで原料のブドウにある糖分からアルコールへと変化するためです。
ワインはブドウの果実が原料であり、甘味と酸味が強い果物になります。和紅茶は新芽や葉が原料であり、アルコールに変化しない理由が甘味や酸味よりも渋味や苦味が強いためです。
ワインはブドウにある甘味のブドウ糖と果糖、酸味の酒石酸とリンゴ酸から発酵するとアルコールに変化すると考えられます。和紅茶は渋味のタンニンと苦味のカフェインを熟成することで、落ち着いた風味になるのです。
和紅茶の3つの種類と特徴
和紅茶と海外の紅茶の違いが分かりましたが、和紅茶の中にも種類があります。和紅茶は茶葉の採取場所次第で様々な風味になるのです。和紅茶は和紅茶の種類を知ることで、用途別に和紅茶を楽しく飲み続けられますよ。
滋納(じな)
滋納は日本茶の茶葉を使った和紅茶になります。日本茶の茶葉は新芽や一芯二葉で採取する煎茶や成長した葉を使った番茶の二種類です。
煎茶で使う茶葉を和紅茶にした場合、甘味と旨味が増したまろやかで甘い香りのある和紅茶になります。甘味と旨味のあるまろやかな風味はさっぱりとした風味の和食と合わせると風味を楽しめるのです。
番茶で使われる茶葉を和紅茶にすると、甘い香りに番茶よりもさっぱりとした渋味と苦味の少ない風味になります。特に和菓子やお口直しする寿司などの和食と合わせると胃もたれを防げるのです。
清廉(せいらん)
清廉は台湾のウーロン茶にある茶葉とインドのダージリンの茶葉を使った和紅茶になります。ウーロン茶の茶葉とダージリンの茶葉は共に新芽を使うのです。どちらも香りと風味が上品で豊かなため、洋食や洋菓子をどちら合わせても美味しく召し上がれます。
和紅茶にすると、日本茶にある茶葉よりも上品な香りと風味になるため、胃もたれするようなケーキやパン類、肉類にぴったりです。また、フルーツと合わせると香りと風味が豊かになり、飲みやすくなります。
望蘭(ぼうらん)
望蘭はアッサム(インド産)やセイロン(スリランカ産)の風味に近づけた和紅茶です。アッサムとセイロンは濃厚な苦味と渋味になります。アッサムとセイロンを和紅茶にすると、より穏やかで濃厚な風味になるのです。
濃厚な苦味と渋味はチャイやミルクティーにすると、濃厚な風味が穏やかになり、奥深い風味になります。
和紅茶の4つの産地別の特徴
和紅茶の茶葉の種類別に紹介しましたが、実はさらに産地別に分けることで、種類と同じ茶葉でも香りや風味が異なってくるのです。有名な産地別に分けることで、あなた好みの和紅茶が見つけやすくなりますよ。
静岡県
やぶきたという日本の茶葉の品種が使われています。やぶきたは日本の品種なので、緑茶に使われていることが多いです。さっぱりとした渋味に甘味が日本の茶葉の品種にあるため、滋納で和紅茶を作られます。
静岡で代表的な和紅茶は静岡紅茶や丸子紅茶です。静岡県はお茶の有名な産地であり、生産量も多く、売り切れることも少ないため、毎日飲みたい人には必須になります。
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佐賀県
佐賀県で作られる和紅茶は滋納であり、甘味があるのが特徴です。さっぱりとした甘味や渋味がお好みの場合は、新芽よりも成長した茶葉を使った滋納を選ぶと和菓子の甘ったるさが和らぎますよ。
佐賀の和紅茶は嬉野紅茶が有名です。嬉野紅茶は玉緑茶の製造工程に和紅茶の熟成を足したものと考えられます。玉緑茶は煎茶の針状にする工程を省く代わりに蒸し時間を長めに取るのです。
また、嬉野紅茶はやぶきたの成長した茶葉を使われているにも関わらず、旨味があります。旨味があるのは、時間をかけた蒸し時間と熟成からきたものと考えられるでしょう。
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大分県
大分県の和紅茶は台湾烏龍茶やダージリンの茶葉を使った清廉で和紅茶にしたものになります。大分県の和紅茶はきつき(杵築)紅茶が有名です。きつき紅茶はアッサムやセイロンよりも穏やかな日本茶を感じさせる渋味になります。
香りも豊かなので、フルーツと合わせると渋味が和らいで、日本茶もフルーツの風味も味わえるのです。
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鹿児島県
鹿児島県で有名な和紅茶は鹿児島紅茶や阿久根紅茶になります。鹿児島県で作られた紅茶はアッサムやセイロンの強い渋味に近いタイプの望蘭が使われるのです。阿久根紅茶は濃厚な風味に関わらず、甘味があるため、ストレートでもお飲み頂けます。
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これらの産地とブランドは、和紅茶の一部です。他にも色々な産地とブランドがありますので、自分の好みに合ったものを探してみましょう。
まとめ
- 和紅茶は海外の紅茶にない熟成という製造工程がある
- 和紅茶は滋納、清廉、望蘭の3つの茶葉タイプがある
- 和紅茶で有名な産地は静岡県、佐賀県、大分県、鹿児島県である
以上で和紅茶の産地別ティーバッグをご紹介しました!和紅茶の風味を存分に味わったら、果物やスパイス類などをブレンドすると、より豊かな風味を味わえるのです。
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