リナロールという芳香成分を多く含むハーブティーを解説した内容です。
以下のようなお悩みはありませんか？
- リナロールの効果を知りたい
- リナロールを発揮する方法が分からない
- リナロールを多く含むハーブティーが気になる
リナロールはスズランのような甘い花の香りであり、精神面の不安や身体の痛みを和らげる働きです。
リナロールを含むハーブティーは以下になります。
- バジル
- タイム
- ベルガモット
- ラベンダー
- エルダーフラワー
その他にもリナロールを扱う注意点やリナロールを発揮する方法を解説した内容です。
リナロールの特徴と扱う注意点
リナロールはスズランのほのかな甘い香りを発揮する芳香成分です。リナロールは精神面の不安や身体の痛みを和らげます。
リナロールはハーブティー以外にもアロマや芳香浴、化粧品などの様々な用途で使われる芳香成分です。
ハーブティーは過剰と多量摂取をしなければ副作用に陥りません。しかし、リナロールを抽出した精油は扱いに注意が必要です。
リナロールを抽出した精油をそのまま皮膚や目に塗ると皮膚や目の状態が悪化します。
また、ハーブ茶にリナロールの精油を多量に入れると吐き気・嘔吐・腹下痢・腹痛、頭痛・めまい・呼吸困難などの副作用に陥るものです。
ハーブ茶に精油を入れる場合はほのかな甘い香りが漂う程度の2滴と数滴が必要になります。
そして、リナロールの精油は空気に触れたまま放置すると香りが弱まり、精油が錆びるのです。
精油が錆びないためには紫外線が当たらない涼しい冷暗所などの低い温度で湿気の少ない場所での保管が最適です。
リナロールを多く含むハーブティー５選
リナロールを多く含むハーブティーの特徴は風通しのよい暖かい気候と水はけの良い土壌を好みます。
つまり、リナロールは詰まっているものをスムーズに循環する成分であると考えられるのです。
バジル
学名がOcimum basilicumのシソ科メボウキ属の多年草ですが、日本では一年草と言われています。
インドが原産地であり、ハーブティーの多くは葉を原料にしてるのです。バジルは夏の暑い時期や暖かい場所で育ちます。
バジルの芳香成分はリナロール以外にアネロールやシネロールを含むのです。
バジルは甘い花の香りを放ちますが、ハーブティーにして飲むとサポニンという苦味が増します。
タイムリナロール
Thymus vulgaris CT（Linalool）という学名のシソ科イブキジャコウソウ属であり、原産地が南ヨーロッパです。
タイムは乾燥した温暖気候を好む植物になります。タイムリナロールは精油の芳香成分であり、アロマで使用されるのです。
タイムリナロールは精油として販売されているため、アロマティーとして飲用するとリナロールを発揮します。
タイムの葉を原料としたハーブティーはリモネンという爽やかな柑橘類の香りがするのです。
ベルガモット
Citrus bergamiaという学名であり、ミカン科ミカン属の木に属した風通しのよい環境を好みます。
イタリア原産の果実であり、主にアールグレイ紅茶の香り付けに使われているため、精油でアロマや香料を用途に使うことが多いです。
ベルガモットを単体でハーブティーにする場合はミカン科ではなく、シソ科ヤグルマハッカ属の葉を原料としたものになります。
リナロールの働きを発揮しやすいのは、熱湯で入れる必要がない精油による香りが引き立つのです。
ラベンダー
学名Lavandulaであり、シソ科ラベンダー属の多年草になります。原産地が地中海沿岸とアフリカ北部という風通しのよい環境です。
主に花や葉を原料に精油やハーブティーとして使われています。リナロールの他にも酢酸リナリルやエステルを含むのです。
ラベンダーをハーブティーにする場合は入れ過ぎると香りが強くて飲みづらくなります。
香りの強さを抑えるためには12粒までを制限にして入れると美味しく飲めるのです。ラベンダーの香りは風味と同様の成分になります。
エルダーフラワー
Sambucus nigraという学名であり、レンプクソウ科またはスイカズラ科に分類されます。
原産地は北アフリカ、西アジア、ヨーロッパであり、主に花を原料に精油やハーブティーに使われているのです。
ハーブティーにするとフルーツの風味が特徴的ですが、熱湯で入れると苦味成分のルチンが風味を強調します。
また、粘液質を含むため、ハーブティーにするとトロミがあって飲みやすいのが特徴です。
リナロールの香りを引き出すハーブティーの選び方と淹れ方
リナロールを含むハーブ茶や精油は香りが漂うのが早い成分です。
そのため、召し上がる際に淹れて飲用するとリナロールの香りを楽しめますよ。
シトラールと合わせて飲む
シトラールは柑橘類の独特の香り成分です。シトラールも身体の痛みや食欲不振を和らげる働きがあります。
甘くてさっぱりとした香りを好む人はシトラールとリナロールを合わせたハーブ茶がおすすめです。
リナロールを含むハーブを細かくちぎって入れる
リナロールを含むハーブは刻む若しくはちぎることで颯爽とほのかな甘い香りを発します。
リナロールはその他のハーブ茶を合わせた後にアロマとして細かくしたリナロールのハーブを入れる方法が最適です。
リナロールの精油を数滴ハーブ茶に垂らす
熱湯で淹れたハーブ茶やお茶類を召し上がる前にリナロールの精油を数滴入れると水蒸気で香りが漂います。
リナロールを含むハーブティーにする場合は熱湯で入れるとリナロールの香りを楽しめるのです。
リナロールを含むハーブティーの風味を和らげたい場合は約60℃の白湯で入れると苦味が和らぎますよ。
まとめ
- リナロールは甘い花の香りを引き出し、心身の緊張を和らげる働きがある
- リナロールを多く含むハーブティーはシソ科の植物に多い
- リナロールの香りを引き出すためには白湯出しでハーブを手でちぎって盛る
以上でリナロールの香りを引き出しつつハーブティーの風味を出す淹れ方でした！
もし、リナロールを含むハーブが分からない場合はシソ科の葉を原料としたハーブティーを選ぶとリナロールの香りを引き出せますよ。
コメント