「シトラールの香りを引き出すハーブティーを知りたい」「シトラールの香りを引き出す方法が分からない」と思いませんか?
ハーブティーを飲む人の多くは大まかな効果を把握してる人や単一またはブレンドして味を楽しむ人など様々です。しかし、シトラールの香りを知ることで、より相性のよいハーブティーや香りを引き出す方法が分かりますよ。
シトラールとは?効果や注意点も解説
シトラールはどのような香りかご存知ですか?シトラールの香りを知ることで、シトラールに含むハーブティーや精油の扱い方が分かりますよ。
シトラールは柑橘類のような清涼感のある爽やかな香りです。シトラールは爽やかな香りのゲラ二アールと甘い香りのネラールの2つの化合物を合わせた成分になります。シトラールは心身の緊張を和らげたり、虫除けなどの菌類の繁殖抑制を発揮するのです。
また、体内の不要な成分を体外にスムーズに出します。具体的には体内に貯まった空気や脂肪と糖分などの成分が排泄や汗、涙、おなら、ゲップなどで体外から出すのです。体内の不要な成分を体外に出すことで食欲が湧きます。
シトラールは精油を直接皮膚に塗布すると妊娠過程にある女性や敏感肌などの個人差によって皮膚が荒れるのです。また、シトラールで塗った皮膚に紫外線が当たると皮膚の色が変化するため、用途に応じて使用しましょう。
精油を使用する場合は、精油を垂らして水で薄めると皮膚の荒れを防げますよ。精油を直接皮膚に塗布して広げる前に、一滴の精油を手の甲に垂らした後に皮膚の異常の有無を確認できるのです。
シトラールを多く含むハーブティー4選
シトラールを含む精油は皮膚の荒れで使用できない人も少なくありません。シトラールを多く含むハーブティーを知ることで、精油のように薄める必要はなく、飲用できるのです。ハーブ名にある数字は精油にした時のシトラール量の割合になります。
レモンバーベナ【約25%】
Aloysia citrodoraが学名であり、クマツヅラ科コウスイボク属のハーブです。原産地がアルゼンチンとチリであり、葉を原料にしたハーブティーや精油に使われることが多いです。シトラールの他にも甘い花の香りのネロールやゲラニオールを含みます。
ネロールやゲラニオールはシトラールと同様に心身の緊張を和らげる働きや菌類の繫殖を抑制するのです。風味のほとんどは香り成分からきています。
レモンバーム【約35%】
学名がMelissa officinalisのシソ科メリッサ属多年草であり、南ヨーロッパに生息している植物です。レモンバームはハーブティーや精油に使われていることが多いです。シトラールの他にも甘い香りのシトロネラールや消毒の匂いのフェノール酸を含みます。
シトロネラールはシトラール同様の菌類の繫殖抑制が役割です。また、フェノール酸は二日酔い予防や肝機能の正常維持を発揮します。ハーブティーを飲用するとタンニンという渋味が増し、体内の不要な成分を体外に出す役割です。
レモングラス【約75%】
Cymbopogon citratusという学名のイネ科キンボポゴン属である多年草です。原産地はインドや熱帯アジアであり、葉を原料にハーブティーや精油に使われています。シトラールの他にも甘い香りのネロールとゲラニオールとシトロネロールを含むのです。
甘い香り成分は心身の緊張を和らげる働きや菌類の繫殖を抑制します。また、血流をスムーズにする藻類の香りであるファルネソールも含むのです。そして森林の香りがする脱毛予防の役割であるミルセンなども含むのです。風味は香り成分を占めます。
レモンマートル【約95%】
Backhousia citriodoraが学名であり、フトモモ科バクホウシア属のオーストラリアに生息している植物です。枝葉を原料としたハーブティーや精油に使われます。シトラールの他にも甘い花の香りがするシトロネロールも含むのです。
シトロネロールは菌類の繫殖を抑制する働きがあります。敏感肌の人は精油で直接皮膚に塗布すると刺激で荒れるため注意です。紫外線による皮膚の荒れは他のシトラールを含む植物に比べ、フロクマリンを含まないため、皮膚が荒れません。
シトラールを含むハーブティーは全て「レモン」の名が付く葉を原料としたものが多いですね。
シトラールの香りを引き出す3つの方法
シトラールの香りを引き出すハーブティーは分かったけど、シトラールの香りを楽しみたいですよね。シトラールの香りを引き出す方法を知ることで、シトラールの香りを引き出しつつ相乗効果を発揮できますよ。
リモネンと合わせて爽やかな風味をアップ
リモネンは甘酸っぱい爽やかな香りであり、柑橘類の果皮に多いです。柑橘類の果皮と合わせると香りだけでなく、酸味が増します。酸味が増すため、心身をよりリフレッシュできるのです。
リモネンは心身のリフレッシュの他にも眠気覚ましや心身の活発化を発揮するため、心身の気だるさが取れますよ。
リナロールと合わせて相乗効果を発揮する
リナロールは甘い花の香りを発する成分であり、心身の緊張を和らげる働きや菌類の繫殖を抑制する役割がシトラールと同様です。シトラールを含むハーブティーを淹れた後にリナロールのハーブを手でちぎって盛ると香りをさらに引き出せるのです。
シトラールを含むハーブティーは熱湯で入れても香りを引き出せますが、リナロールのハーブは熱湯で入れると香りを失います。リナロールの香りを失わないためにはハーブを手でちぎって盛り付ける方法で十分です。
生姜と合わせてシトラールを多く飲用する
生姜にもシトラールを多く含まれており、特に乾燥した生姜を熱湯で入れるとシトラールの香りを引き出せますよ。生姜はシトラールの他にもジンゲロールという辛味成分もあるのです。
ジンゲロールはカリウムやカルシウムなどのミネラル類が豊富なため、血流をスムーズにする働きを発揮します。シトラールと合わせることで、身体の痛みを和らげるのです。
まとめ
- シトラールは爽やかな柑橘類のような香りが特徴である
- シトラールを含むハーブは「レモン」の名が入る名称が多い
- シトラールの香りを引き出すためには爽やかな香りを上げる方法である
以上でシトラールの香りを引き出す方法でした!シトラールを含むハーブは直接皮膚に塗布する際に気を付ける必要があります。ハーブティーを飲用すると皮膚の荒れを気にせずに楽しみ続けられるのです。
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