「グァバのお茶と果実の成分による違いを知りたい」「グァバのお茶と果実を合わせて美味しく飲みたい」と思う人も少なくないでしょう。
グァバのお茶と果実はどちらもお茶にすることができます。しかし、お茶と果実のそれぞれの特徴的な効能が分からないことも私にはあったのです。グァバのお茶と果実にある成分の違いを知ることで、それぞれの美味しい飲み方が分かりますよ。
グァバ茶の原料と生態について
グァバのお茶と果実は同じ原料が使われているものです。グァバのお茶と果実の原料であるグァバの生態を知ることで、どのように生息しているかが分かりますよ。
グァバ茶の原料であるグァバは学名がPsidium guajavaです。フトモモ科バンジロウ属の樹であり、熱帯アメリカに生息しています。お茶は主に葉を原料とされてますが、その他にも果実、樹皮、根皮が使われるのです。
グァバは約25℃の温暖な気候にph値が5~7の土壌と1年の平均降水量が約1800mmを好みます。そのため、グァバの果実はみずみずしい食感を味わえます。グァバの品種は約80種と豊富です。
グァバの開花時期は2月から6月と冬から梅雨の時期になり、グァバの果実を収穫できるのが秋頃になります。グァバの開花時期になると葉は成長して苦味が増すため、新芽は2月前に葉を採取すると考えられるのです。
葉を使ったグァバ茶の成分に含む効能
葉を使ったグァバの茶は渋味と苦味が風味を占めています。しかし、葉にも関わらずに香りがする成分も含むものです。葉を使ったグァバ茶を知ることで、グァバの葉にある成分による効能が分かりますよ。
風味成分
グァバ茶を淹れた時に抽出された味です。タンニン(渋味)、ケルセチン(旨味)、ビタミンC(酸味)を含みます。タンニンとケルセチンは血流をスムーズして老廃物を尿や汗などに変換して体外に出す役割です。
ケルセチンはアレルギー症状を抑制する作用もあります。グァバ茶に糖分や脂肪分の過剰摂取が要因の疾患を予防する働きはタンニンなどを多く含むためです。ビタミンCはさっぱりとした酸味であり、肌荒れの予防や菌類の繫殖に抵抗します。
色素成分
グァバ茶を淹れた時の液体の色です。グァバ茶の色素はβ‐カロテン(橙色)、タンニン(緑色)、ケルセチン(茶色)です。β‐カロテンは肌荒れや紫外線による肌の変色を予防する働きがあります。
グァバの果実は色素的に葉よりも成分量は多いでしょう。タンニンやケルセチンは風味成分の働きと同様に発揮します。
香り成分
グァバ茶をお湯で淹れた時に抽出された香りです。脂っこい香りのするアルデヒドや柑橘の爽やかな香りのセスキテルペンを含みます。グァバ茶は香りよりも風味の成分を濃く味わえるのです。
アルデヒドは臭いによる菌類の繫殖抑制や食欲低下を予防します。セスキテルペンは不眠の予防など心身の緊張を和らげる働きです。
果実のグァバの成分に含む効能
グァバの葉は果実にはない風味の成分を含まれていましたね。グァバの果実に含む独自の成分を知ることで、グァバ茶と使い分けて美味しく飲めるのです。それはグァバの果実にある香気成分に深く関係しますよ。
風味成分
ビタミンCを多く含み、さっぱりとした酸味があります。ビタミンCは肌荒れの予防や菌類の繫殖に抵抗する役割です。果実は葉よりもビタミンCが豊富と考えられます。また、生の果実は葉よりもミネラル類が豊富に含むのです。
ミネラル類は特にカリウムを多く含み、血流をスムーズする働きや器官の機能低下を予防します。
色素成分
橙色のβ‐カロテンや赤色のリコピンを含むのです。β‐カロテンは紫外線による皮膚の変色や肌荒れを予防します。リコピンは血液をキレイにする働きや肌の変色を抑制する役割です。
香り成分
主に柑橘類の酸っぱい香りのリモネン、落ち着いた花のリナロール、柔らかい木のβ-カリオフィレンを多く含みます。リモネンは血流をスムーズする働きや肌荒れを予防する役割です。リナロールは心身の緊張を和らげる働きやアレルギー症状の抑制をします。
β‐カリオフィレンはモヤモヤした気持ちを和らげる役割を発揮するのです。新鮮なグァバよりも乾燥した状態のグァバを熱湯で煮込むと香りが引き出せます。
グァバ茶の渋味を和らげる3つの美味しい飲み方
グァバ茶は粉末状で水出しする
グァバ茶を粉末状にすると渋味のタンニンを豊富に摂取できるのがメリットです。しかし、妊娠女性は過剰飲用すると血液が固まり、赤ちゃんに成分が届かないため、気を付ける必要があります。
タンニンは熱湯で淹れると渋味が増す性質であり、それはチャノキを原料にした緑茶も同様です。水出しでも渋味が気になる場合は焙煎加工したグァバ茶を選ぶと旨味が増して飲みやすくなります。
乾燥したグァバの果実とグァバ茶を煎じる
乾燥したグァバの果実は熱湯で淹れると甘味が増して飲みやすいです。グァバの果実を煮込んだ後にグァバ茶を煎じるとグァバの風味を一層楽しめます。グァバの果実と葉は同じ原料なので、他のハーブティーと合わせることよりも飲みやすいでしょう。
グァバ茶と花びらや蕾を合わせる
グァバ茶は風味が目立つものの香りがいまいち楽しめない人も少なくありません。グァバ茶と花びらや蕾を合わせることで、グァバ茶や花びらと蕾の風味を壊さずに互いに尊重したハーブティーになります。
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まとめ
- グァバ茶の原料である「グァバ」は葉と果実をハーブティーに使われている
- 葉を使ったグァバ茶はポリフェノールとβ‐カロテンが風味を占めている
- 果実はビタミンCが占めている
- 乾燥したグァバの果実とグァバ茶を合わせると渋味を抑えられる
以上でグァバの葉と果実を使い分ける方法でした!グァバ茶は緑茶の原料であるチャノキにある苦味成分のカフェインが入っていないため、お湯で淹れても美味しくお飲みいただけますよ。
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