紅茶と炭酸水を合わせるとまずい要因とそれを解消する方法も解説します。
こんなお悩みはありませんか?
- どんなに紅茶と炭酸水を合わせてもまずい
- 炭酸水の風味に負けない紅茶を知りたい
- 紅茶の風味と炭酸水の気泡を活かした割合を知りたい
紅茶と炭酸水の割り方によってまずいですよね。
紅茶と炭酸水を合わせるとまずい3つの要因は以下の目次の通りです。
この3つの要因を詳細に解説した上で紅茶と炭酸水を合わせて美味しくする方法もご紹介します。
紅茶と炭酸水を合わせるとまずくなる3つの要因とは
紅茶と炭酸水を合わせるとまずくなる原因は炭酸水の気泡からくる苦味です。
苦味成分は紅茶にあるタンニンや少量のカフェインにも含みます。
紅茶と炭酸水を合わせることで不味くなるのは、どちらも苦味成分を含むためです。
紅茶が炭酸水よりも風味負けしている
紅茶が炭酸水よりも風味負けする理由は炭酸水を多く入れることと香りを重視した紅茶で淹れたことの2通りになります。
紅茶よりも炭酸水を多く入れると炭酸水の気泡からくる苦味で紅茶の苦味が負けるのです。
また、香りを重視した紅茶は炭酸水より多く入れても、炭酸水の苦味を感じます。
香りを重視した紅茶はダージリンやアールグレイ、ラプサンスーチョンなどです。
風味を重視した紅茶はウバ、セイロン、アッサム、キーマンなどになります。
炭酸水にある気泡で苦味を感じやすい
炭酸水にある気泡が苦味を感じる要因はワインを味わって飲む時の方法が炭酸水と似ているためです。
ワインを味わって飲む際には、ワインと空気を口の中に含ませて転がすと風味と香りが味わえます。
炭酸水も気泡は空気のため、嫌でも風味を味わうのです。
炭酸水の化学式はH2CO3であり、炭素(C)・水素(H)・酸素(O2)を合わせた状態になります。
水の化学式がH2Oなので、気泡を作っている元素が炭素(C)と酸素(O2)を合わせた二酸化炭素(CO2)です。
炭酸水は別称「炭酸水素ナトリウム」になります。ナトリウムはミネラルのうちの一つの成分です。
ミネラルはナトリウム以外にもカリウム、カルシウムなどを含み、それらが私たちの味覚で苦味成分として認識します。
気泡の二酸化炭素と苦味のナトリウムが口の中に含むと、ワインを味わって飲む方法が嫌でも実践されて苦味を感じるのです。
炭酸水の風味が苦味を感じやすい酸性である
炭酸水の風味が苦味を感じやすい酸性と分かるのは、炭酸水のph値と人間が酸味と認識するph値にあります。
炭酸水のph値は4.4の酸性です。私たちが酸味と認識するのは、ph3までになります。
そのことから、炭酸水がph4.4の酸性でも、私たちが酸味と認識できるのはph3以下です。
そのため、酸性ph4.4の炭酸水を飲用すると私たち人間はph3以上を苦味として認識します。
参考文献
https://3rrr-btob.jp/archives/column/measuring-equipment/20114
紅茶と炭酸水をどのくらいで割ると美味しい?
紅茶と炭酸水の風味に大きく関係するのは、炭酸水の気泡からくる苦味でしたね。
つまり、炭酸水の気泡を残しつつも気泡を少なくすることで、紅茶の風味も味わえます。
私は学生時代に紙パックのリプトンのレモンティーと三ツ矢サイダーを合わせて飲みました。
その時に紅茶の風味と炭酸水の気泡も残る割合が、紅茶8(7):炭酸水2(3)です。
紅茶と割って入れた炭酸水は炭酸水のみで飲用する時よりも気泡が少なくなりました炭酸水の気泡が少なくなると苦味が和らいだのです。
また、リプトンのレモンティーと三ツ矢サイダーは甘味料を含むため、甘味で炭酸水の苦味が和らいだと考えられます。
炭酸水は気泡が口の中で静かに泡立っている程度が紅茶の風味も味わえて丁度よかったです。
炭酸水を多めの割合で合わせると気泡で紅茶の渋味よりも苦味と炭酸水の苦味が際立つため、不味い要因の一つになります。
そのことから、紅茶は炭酸水よりも半分以上入れるべきです。
炭酸水の気泡を残して紅茶の風味を引き出す3つの方法
炭酸水の気泡は少々残っている程度が苦味を和らげる割合になりますね。
炭酸水の気泡を残して紅茶の風味を引き出すためには、紅茶を炭酸水ではなく熱湯で淹れることです。
炭酸水を濃い風味の紅茶でわる
濃い風味の紅茶はアッサムやセイロン、ウバなどの夏に採取したセカンドフラッシュになります。
セカンドフラッシュは成長した茶葉を原料にしているため、香りよりも渋味や苦味と風味が強いです。
濃い風味の紅茶を引き出すためには、細かい茶葉が入ったティーバッグを熱湯で淹れます。
紅茶を熱湯で淹れる理由は炭酸水を40℃以上加熱すると気泡がなくなり、ただの熱湯になるためです。
炭酸水を甘味のある果物とブレンドした紅茶でわる
甘味ある果物はなつめやクコの実、バナナ、桃、梨などです。
果物単体で炭酸水と合わせる場合は新鮮な果物で美味しく味わえます。
しかし、紅茶とブレンドする際には、紅茶の苦味を和らげるために、ドライフルーツで淹れることが必要です。
ドライフルーツティーにすることで、紅茶の苦味や渋味が和らぎ、炭酸水にも甘味が増します。
甘味のある紅茶は最近話題の和紅茶やはちみつ紅茶も炭酸水と合わせると、炭酸水の苦味を和らげるのです。
炭酸水を酸味のある果物とブレンドした紅茶でわる
酸味のある果物はベリー類や柑橘類などです。
柑橘類は果皮のみで紅茶と合わせると苦味が増すため、果汁のみか砂糖漬けしたドライフルーツで和らげます。
酸味のある果物もドライフルーツで紅茶と合わせると、紅茶の苦味を和ぐのです。
まとめ
- 紅茶と炭酸水を合わせるとまずくなる要因は炭酸水の気泡からくる苦味である
- 紅茶と炭酸水の両方を活かす割合は7(8):3(2)である
- 紅茶と炭酸水のブレンド方法はドライフルーツティーや濃い風味の紅茶である
以上で紅茶と炭酸水を合わせて美味しく飲用する方法でした。
炭酸水と果物というブレンド方法に飽きたら、ぜひ紅茶と合わせて実践してみて下さいね。
果物を省いた甘味のある紅茶は和紅茶とはちみつ紅茶です。
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